文字サイズ調整

企業支援事例

製造業
蒸米装置導入で生産拡大
事業所名
池月酒造株式会社
業種
伝統技法を守りながらも効率化を図るため、持続化補助金を活用し蒸米装置を導入。作業時間を半減、生産量を大幅増加させた。これにより販路拡大や輸出強化にも成功。
支援分野
  • 生産性向上(業務効率化)
相談内容(課題)
■現在の経営状況(現状)
県中部広島県境に位置する邑南町羽須美地区で明治36年(1903年)に創業され、120年変わらぬ木槽(きぶね)で搾る伝統的な手法を受け継いで日本酒造りを手掛けています。 
売上の6割は純米酒で占め、国内はもとより台湾をはじめとした海外へも販売しておられます。

■相談内容(課題)
多くの小売店等から引き合いがある中、製造が追いつかない状況でした。「洗米」や「搾り」といった工程は、機械に頼らず昔ながらの手作業で行っていますが、工程によっては効率化できるものもあります。
今回、蒸米装置を導入し、製造工程の一部を自動化することで、作業の効率化と生産量の増加に取り組むことが課題でした。
支援内容
持続化補助金での取り組みを提案いただき、申請書作成から事業の実施、実績報告まで支援いただきました。自分の考えを文章にすることは簡単そうで難しく、表現の仕方や違った視点でのアドバイスをもらいながら書類作成に取り組みました。
活用した支援策
持続化補助金
蒸米装置を導入することにより作業の効率化を図ることができた
支援の成果
蒸米装置を導入した事で、これまで2時間掛かっていた工程が半分の1時間になり、1日あたりの生産量も500㎏から700㎏へ増やすことができました。このことから、展示会出店や取引先への営業活動に取り組み、新たな小売店との取引や台湾等への輸出拡大に繋がり、販路を拡げることができました。
今後の目標等
今後も伝統技法を守りながらも、生産性を高め多くの方に喜んでいただけるよう「酒が人に愛され、誉となる酒造り」を目指します。
事業者の声
今回の取り組みに対して商工会から支援を受け補助金が活用出来たことで、生産コスト削減や効率化、販路の拡大に繋がりました。今後も様々な課題解決に向けた取り組みについて、商工会へ相談したいと思いますので引き続いてのサポートをお願いします。
  • 事業所名:
    池月酒造株式会社

PAGE TOP